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七夕の日は羽衣伝説をリサーチ 絵本から広げる知識
2011年 07月 05日 |
もうすぐ七夕ということで羽衣伝説の絵本を読んでみました

天人女房
稲田 和子 太田 大八
488750067X

羽衣伝説は日本全国に伝説や謡曲、古典文芸に類話が数多くありますので
これらを読み比べてみると地方ごとの特色が出ていてより興味深く楽しめると思います

前述の絵本は奄美諸島を中心に伝承された原話が元となっていて
九州地方だけではなく中国にも多い伝承が含まれているそうです
絵本の一番最後にそういった背景となる情報が載せられていますので
合わせて子供と読んでいき興味深く感じた部分を更に調べていくなどすると
幼児期とはまた違った、七夕の楽しみ方ができそうですね

また七夕の言い伝えは、中国では2世紀頃の古詩にさかのぼり
そこから日本に伝えられ、元々日本に存在した『棚機伝説』と一体となり
『万葉集』にも七夕を意味する和歌が幾首ものっているほど古くから伝わる伝承となっています

そういった背景をおっかけることで歴史の流れを感じたり
暦や伝統行事について調べたり
宇宙の星々のことなど、様々なことに思いを馳せながら読んでみるのもいいでしょう

実際、息子に読んでいた時、彼もこれまで幼稚園などで他の羽衣伝説を聞いているものですから
『そこは、あれではこうだった』
とか口をはさんでくるのでなかなか進みませんでした(爆)
特にこの話は、登場人物のキャラクターが際立っていますので
それぞれの人物の立場で考えたことを後で話すと非常に盛り上がりました

最初は、牛飼いの男(彦星)はちょっと性格がズルくて情けない奴ということで
彦星に対して批判的だったんですが
織姫さんも掘り下げていくと大概、自己中で短絡的ということで
いまどきの肉食系女子と草食系男子のカップルだから
年に一度会えるくらいでちょうどいいんじゃないか、というのが我が家の結論です(笑)
(短冊に願いを・・・というロマンスをぶち壊すような結論でごめんなさい)

絵本によって受ける印象は随分違いますので色々見られてください
例えばこの本は透明感あるれる水彩のイラストで、もの悲しさを感じるお話です

たなばた(こどものとも絵本)
君島 久子 初山 滋
4834005127



『天人女房』は、日本の昔話ではもっともスケールの大きいお話のひとつです。
天空を舞台にしながら、恋愛と結婚、子育て、両親との関係、愛する家族との別れなど・・・
読者の子どもには、この物語の壮大な世界で遊んでほしいものです。
                              (再話者:稲田和子 あとがきより引用)



ここ数年、7月7日は雨模様ですが今年はどうでしょうか・・・
息子は短冊に何を願うのかな



関連記事:国語力は人生を左右する


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