子どもの瞳が輝くとき
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自由と秩序による創造力
2012年 05月 21日 |
先週のアトリエでの息子の作品です
いつもなら、絵画のときは絵のモデルとして何らかの対象物があるのですが
今回は、それが無く全て自分の頭の中のイメージで描いています


テーマは「人物」
描く前にピカソの作品を参考に、自由な構図や色を掲示されていたので
子どもたちの作品は、1人1人まるっきり違う表現がされていて
非常に味わい深い作品となっていました

子どもの作品を見ていると、そのときの心理状況が良くわかります
息子は青緑色が好きで、自分のテーマカラーのように使う傾向があるのですが
作品の中に青緑色の占める割合いが多いときは
世間をわずらわしく感じ、干渉されたくないという心理状況にあるようです

それとは対照的に、
普段使わないような色、たとえば、色を混ぜずに原色そのままの色が多いときは
まわりに気を使い、世間に自分を合わせようとしていたり
自分のこだわりを維持するのが面倒に感じ、適当に流しているような心理状況のようです

今回の作品のように、青緑が入りつつも他にも多様な色を使用し
それぞれが上手くバランスがとれているときは
自分の内と外との調和がとれ、心地よい状況であることがわかりますが
そういったときに活動したものは、本人も満足のいくものが作り出されるようで
制作後、自己肯定感が高まり、一皮むけたように他のことにも意欲的になっていました


昨日、アトリエ主催で和久洋三先生の講演会に出向き「創造活動」について
そして、子育てについて、また新たな視点を得ることが出来ました
講演会場で和久先生から、この息子の作品に対し素晴らしいコメントをいただき
思わず鼻の穴が広がってしまいましたが(笑)
他のお子さんの作品も本当に見事で、生きる力に輝いていて
講演の内容を見事に裏付けし立証しているため
作品をみているだけで、もう理屈はいらない!という感じでしたが
心に残った言葉と、私なりの解釈を紹介したいと思います


「人生の目的は?」と聞かれるとみなさんは、なんと答えますか?
私も若かりし頃は、色々理屈をこね考え込むことがありましたが、今はただシンプルに
「成長すること」と答えます

人は肉体的には自然と成長していきますが、同時に精神的な成長も望み、経済的な成長も望み
なぜか「今より、もっと!」という想いに駆り立てながら生きるようです
子どもたちの成長をみるとそれが良くわかります

「絵本で育まれる力 オフ会報告」の記事で想像力の重要性を書かせていただきましたが
「創造活動」(自分のやりたいことを創り出していく活動)を行うには「想像力」が必要不可欠となります
小さな子供は色んな事を知りたがります
大人からすると、どうでもいいことにも多大なエネルギーを使い
全身で色々なことを吸収していきます
そうやって集めた情報を、蓄積し関連させ統一し、自分のものとしていくのです

「子どもは自ら答えさがしをする」
と和久先生に教えていただきました
子どもはどんな活動にも、そこに自分なりの答えを見出そうと動いていると、
けれど、大人からの口出しが入ることで
「考えることが出来なくなる」
「相手に合わせようとする」
という現象がおこってしまいます

小学校になると、先生方から
「最近の子供たちは、失敗することを怖がり、積極性に欠ける」
ということをよく聞かされますが、小さな頃から大人からの干渉が入ってしまうと
そうなるのも、当たり前のことですよね

そして更に、学校教育では平均を求められます
秀でた部分を伸ばすのではなく、劣った部分の引き上げにフォーカスされます
こういった環境の中、子どもが自ら自由を獲得し
「生きている事は楽しい」
と実感のできる人生を歩ませてあげるには、就学までの家庭環境が非常に重要になってきます

長くなりますので、続きは別記事にします040.gif


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