子どもの瞳が輝くとき
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放射性廃棄物の行方
2011年 04月 21日 |
人には「忘れる」という素晴らしい能力があります
これは生きていくために必須の能力であり最大の自己防御といえるでしょう
悲しいこと、つらいことも月日とともに薄れていくのが自然の摂理ですが
けれど決して、忘れてはならないこともある

震災以後、いろんなことが取り上げられ
それまで目にふれなかったような事実、考え、さまざまな事象が日々動いています

今の想い
未来の子供たちのために今の想いを風化させることなく動き続けたい
そのひとつに、脱原発があります
推進派、抑制派いろんな立場からの意見があるかと思いますが
私は一人の母親として、原子力による発電の推進を受け入れることはできません
たとえ、電気のない生活となってもかまわない
それで、子供たちが健やかな人生を送れるのなら


恥ずかしながら最近になって初めて知ることが多くあります
そのひとつが「放射性廃棄物」の処理についてです
今年2月にNHK BSにて
「地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~ 」という番組の再放送がありました

地下深く 永遠(とわ)に  ~核廃棄物 10万年の危険~ダイジェスト
>>http://www.youtube.com/watch?v=cdrDWjwoPCk

また、現在東京にて上映されている
「100,000年後の安全」というドキュメンタリー映画が注目を集めています

100,000年後の安全 公式サイト
>>http://www.uplink.co.jp/100000/

どちらも、フィンランドに建設中の
「オンカロ」という放射性廃棄物の永久地層処分場について解説されています
まず、私が驚いたのは、その建設のコンセプトです
現在、高レベル放射性廃棄物の最終処分場は日本を含めて世界中に一つもなく
今のところ中間貯蔵施設に蓄えられています

そんな中フィンランドだけが、世界で初めてその永久地層処分場の建設を決定し着手しています

また「最終処分場」とするには様々な安全性を考えなくてはなりません
今回の福島原発のように予想を超えた天災が起こりうる可能性があります

廃棄物が出す放射線が、生物にとって安全なレベルに下がるには
欧州の基準では少なくとも10万年かかると推定されています
10万年間、処分場は安全性を保持しつづける環境としなければなりません

フィンランドが選んだ処分場はオルキルオト島地下の500mまで掘り下げた先に作られています
そこは太古の岩盤層となっているため、自然の地殻変動の影響が無いとされています
けれども、土を掘るのとは違い固い岩盤のため建設期間、費用は膨大で
20世紀に建設がはじまったにもかかわらず
完成は2100年の予定となっています

ネアンデルタール人の時代から現代までたった1万年しかたっていません
10万年先の未来はどうなっているのか?
数万年先の未来の子孫に
「放射性廃棄物が埋まっている、危険だから入るな」
と正確に伝えることができるのかどうか

まだまだ多くの課題が残っていますが
それほどの規模の放射性廃棄物の最終処分場を日本が用意できるのか?
(オンカロはフィンランドが使用する処分場です)
まだこの先、放射性廃棄物を製造しつづけるのか?

自然エネルギーによる発電には多くの費用がかかると聞きますが
費用をかけるのなら、この先の未来を見据えた意味のある投資をしていただきたい
と強く願うばかりです

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昨日は、絵本の貸し借りコミュニティのオフ会でした
2カ月ごとくらいの頻度で主催をしています

ちょうど、今年度から学習指導要領が変更となったこともあり
私たちが学んできた内容と、指導内容が大きく変化しているということ
情報を的確に把握し、自分でそれを表現できる力が必要であること
そのために、漢字や難語を覚えるといったお勉強チックなことより
親子での対話を増やし、話し言葉を多く体に染み込ませることが
幼児のうちに優先すべきこと、といったお話をさせていただきました

お話のニガテなお母さんでも、本をよんであげることならできますよね
絵本以外のノンフィクション系の本やニュース、新聞なども
お子さんとの話のネタになるようになると、更にいいと思います

久しぶりに、2歳、3歳のお子さんと触れ合うと
思わず顔がニヤニヤしてしまいます(あやしいおばちゃんですね)

生きる力に満ち溢れ、無限の可能性がこの子達の中にあるのかと思うと
本当に愛おしい気持ちでいっぱいになります
子育て中は、いろいろ気疲れすることも多いと思いますが
お母さんたち!それは今だけですよ!
振り返ってみたときに、なつかしく思い出される日はそう遠くないのですから
ぜひ、この瞬間を大切に味わっていただきたいと思います


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