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大学入試が変わっても、子どもはそれに対応できるのでしょうか?
2015年 09月 18日 |
息子が大学受験をするときは、新試験制度が実施されています
大学入試が変わるということは、それに連携して
高校の教育内容、そして中学の教育内容の変化も予想されます

ただ、公立の学校においては、そう簡単にはこの変化に対応するのは難しいでしょう
まず、指導者である教員から学びなおす必要がありますから

来年、息子が中学生になることから
学校情報を集めていく中で気が付いたのは
私立校に関しては、すでに2020年の教育改革に対応した
指導をおこなっているところが多くありました

公立の大学受験を意識し、画一化された指導要領とは異なり
私立はそれぞれ独自の教育理念を掲げていますが
大体は、学力+人間力を謳っています

新制度の大学入試は「覚える」から「考える」への方向転換を強調しており
答申案は、センター試験や個別試験のいずれも知識偏重で1点を争うテストから、
知識の活用力や思考力、主体性を評価する入試に転換するべきだとされています

センター試験は、「思考力・判断力・表現力」を評価する
「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」に変わり
国語と理科など複数教科を合わせた問題や記述問題を導入
大きな変更点として、マークシートから記述式へと捉えるといいようです

また私立大学などの個別試験に関しては
筆記試験の点数ではなく、志望理由書や面接、プレゼンテーション能力、
集団討論、部活動の実績、資格試験の成績などを組みあわせて選抜するよう提言されており
英語に関してはTOEFLの活用も検討されています


正直なところ、この改訂案を見ると
高校から大学受験用の対策を講じていては間に合わないんじゃないか?
と思いました
特に、思考力、文章能力などは、それまで体験で培ってきたものが大きな力となります

学校で知識を習得するだけではなく、総合的な人間力を育む必要があるように思うのですが
そもそも、この大学入試制度が見直された背景には、企業側から
「勉強だけ出来る子はいらない。仕事の出来る人間を育成する教育をおこなっていただきたい」
という要請があったと聞いています

これから問題点も数多くでてくることかと思いますが
今まで、点数では計れないことから試験から省かれていた、
けれど社会で活動していく上で必要な力に、フォーカスが移ったということは
大きな前進であると思います


さて、先日、某受験塾で
「大学入試の激変について」の講座があったので参加してきました
その中で、入試とは関係のない余談で面白いものがあったので紹介します

ある情報を得たとき、半年後にどのくらい記憶されているか統計をとったところ

・聞いただけの知識の場合・・・5%しか記憶に残らなかった

・視覚的に得た知識の場合・・・10%が記憶に残った

・その情報を体験してみた場合・・・75%が記憶に残った

さて、ここで体験することによる定着率の良さがわかりますね
けれど、そうそう体験の場をつくることができない場合

・得た知識を人と話し合った場合・・・50%が記憶に残った

更に、

・得た知識を仲の良い人と話し合った場合・・・90%が記憶に残った

如何でしょう?

小さなころから、読み聞かせをおこない
対話式によってディスカッションをかさね
休日に、体験に結び付けるよう意識していくとしたら
育つ環境自体が、学びの場であり
それこそ、入試制度の変更など関係なく
人生を謳歌していける力を育んでいけるのでないでしょうか

(参考)
Dialogic Readingと呼ばれる対話形式の読み聞かせについて
⇒ http://lunday.typepad.jp/blog/2007/03/dialogic-readin.html


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